菜園から
端境期なのであまり収穫できる野菜がない、と思いながらまだ小さい苗を見てみると、
ツル無しインゲン、キュウリ、ピーマン、なす、など案外出来ている。毎日の食事分には事欠かない。トマトはまだ青いけれど、実が付き、大きくなっている。
ズッキーニやカボチャ、にんじんも
そのうち食べられるでしょう。
先月収穫したタマネギ、ニンニクがたっぷりあるのでうれしい。
今月のベジタリ
アン簡単料理
さて、これらの野菜を使って何を作りましょ
う。それが問題だ。
*今おいしいのはサヤインゲン。
ゆでるだけでおいしく食べられる。
和風で好きなのは、タマネギ、ジャガイモ、にんじん、しいたけ、厚揚げと一緒に煮物にする。室温や冷やしてもおいしい。
丸ごと一本に衣を付けて揚げる。ころもに、ごまバターや芥子であらかじめ味を付けておく。ビールのつまみにぴったり。
* キュウリは毎日
数本ずつ取れている。二人プラスアルファの少人数では食べきれない。
そこでまず、野菜削り器でふわっと細く削り、豆乳マヨネーズ、マイュマスタードであえて
一人1本食べる。
ごま油、ニンニク、赤唐辛子で中華風に炒めるのも、おいしく沢山食べるこつ。
キュウリを天ぷらにするのもなかなかおつなもの。卵を食べる人なら、洋風フリッターにする。
もちろん漬け物もいい。私は和風の漬け物は食べるのは好きだが作るのは下手。夫はピクルスが好きなので、酢とハーブ各種を混ぜ入れて漬ける。これは簡単。
* なすやトマトは
まだざくざくとは取れないので、メインにはならない。スパゲッティの具として、バジリコを摘んでニンニクと唐辛子をきかせて作る普通のパスタはこれからの
定番。
冷やしトマトはこれから出番が多くなる。薄く輪切りにして、ニンニク醤油をかけ、冷やす。食卓に出すときに、緑のハーブやタマネギのみじん切りを散らして
飾る。
*いろいろな野菜を取り合わせてプラターにする。生野菜ばかりでなく、火を通した野
菜も一緒に。その時、煮豆やお豆腐なども忘れずに。盛りだくさんに盛りつけ、たれやソースを各種用意して、各自好きな味にして。
*びわの産地からた
くさんのびわをいただいた。わが家のびわは5,6個しかついていず、まだ小さい。
届いたびわはまだ紙袋にくるまったまま。こうして一つ一つ、袋にくるんで一生懸命に育ててくれたものだ。宅急便には、「繊細な皮と中身です。真心込めて作
りました。ショックを与えないで下さい」と注意書きのラベルが貼ってある。生産者の厚い思いが直に伝わってきた。わが家のまだ未熟なびわは、コンポートに
するのだけれど、さすがにこのびわは、冷やして一つ一つ、ゆっくりと味わった。2,3箇所にお裾分けもした。お客は、木が生えるように種を外に投げ捨てた。いつの日か、沢山のびわの木が生えるでしょう。
* 赤と青の紫蘇が自生するのでうれしい。ミョウガも生え
てきたから、夏の薬味は
これで間に合う。これから、大好きなおそばが毎日欠かさず食卓に載るのでこれら薬味が大活躍。
具は、上に挙げた野菜や、大豆製品と海草。
*その他の料理は私のベジタリアン料理の本をご参照下さい。下記のサイトへ。
気になること。
最近、ブラジルのアマゾン流域にある熱帯雨林の損失が増加している。以前は牛肉のた
めの牧場や製造工場、運搬道路の建設のために開発されていたのだが、今度は、大豆栽培のためである。これまで、大豆輸出の最大国だった中国では、経済発展
のために肉食が盛んになり、飼料や製油のために消費が増大して、輸入国になってしまったのだ。日本も大豆消費量の95パーセント以上の輸入国だから、今度
はブラジルに輸入を頼らざるをえない。
そんな世界の食糧事情が、熱帯雨林の消失につながっている。熱帯雨林は二酸化炭素を
吸収してくれる大切な資源だ。そこで温暖化が促進されるのだ。
ベジタリアンは大豆に食事をゆだねている部分が多い。しかしこの状況は、これから食
の確保を自分自身であみ出さなければならないと教えてくれている。さあ、どうしたらいいのだろうか。
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