©エドワード・レビンソン

野菜花壇から
真夏のからからの花壇には、草ばかりが生い茂り、なす、ピーマン、キュウリはいまいち。でも、オクラやシシトウががんばっている。トマトは脇芽がどんどん
増えているので、それを挿して増やしているのだが、まだ豊作とは行かない。
例年、9月に入った方が、よく実が付く。
そこで、保存のジャガイモ、玉葱、にんにく、しいたけや、小さいにんじん
紫蘇の葉、ハーブなどで何とか工夫して、つましい食事をしている。
最近は、豪華な食事よりもつましい食事の方が口に合ってきた。
といっても、イタリアン、インディアン、アジアン、ロシアン料理は好きだ。
どれもベジタリアン料理だが。



お勧め夏の飲み物。
ライス・シェーク
残りご飯で作るジュース、なんて言うとびっくりされるかも。でもイメージよりずっとおいしい。お試しあれ。
材料 1人分
炊いたご飯(白米でも玄米でも)1/2カップ りんごジュース1カップ 塩少々
(他に好みでミントまたはしょうが下ろし少々)

作り方
ご飯とジュースを一緒にミキサーかジューサーに入れて引く。ご飯の粒は残っていい。
冷蔵庫で冷やすか室温で。
*甘みと濃さは、好みで加減する。
*大人の飲み物として、ミントやしょうがで風味をつける。

軽い飲み物にご飯を入れたのでおなかにたっぷりです。ご飯とジュースは意外と良く合います。出来るなら天然100%のりんごジュースを。オプションはミックスされたもの。砂糖を入れないでも十分に甘みがあります。
庭に生るグミ、イチジク、ザクロ、柿、ブドウ、母の搾る山羊の乳、父の飼う蜂の蜜、祖母の握るおむすび、そんなものをおやつとして食べてきた世代の私には、夏とはいえ、いまだに〃清涼飲料水〃にはなじめない。フルーツジュースを時たま買うくらいだ。
夏休みで毎日家にいるこどもたち。夏ばかりでなく一年中、添加物いっぱいの清涼飲料水を買って飲んでいる子どもたちには同情を覚える。幼い子どもには親が気を使わなくてはいけないのに、と老婆心を起こし、若い人々、とくに女性にはこれからが大切な体なのに、と心配する。
喉の渇きを潤すなら、純粋な水を飲めばいい。で も味覚や食欲を満たすためなら、水に色と匂いをつけただけのような清涼飲料水では物足りない。もっと栄養があり、〃飲み〃ごたえのあるものでなくては夏の 暑さにめげてしまう。そこでジュースを作る場合、私はたいてい果物に、木の実や米などの〃しっかりした〃素材を混ぜ合わせる。するといわゆるはらもちがよ く、清涼飲料水のように、何杯飲んでも体の中を素通りしてしまう、なんてことがない。
ある日半端な量で余ったご飯を冷蔵庫にしまおうとしたら、りんごジュースが目についたので、それと混ぜてジュースにしてみた。ご飯とは思えない、こくがあ りおなかにたっぷりの、ジュースというよりはスープとも言えそうなおいしい飲み物になった。我ながらびっくり。それ以来、このライス・シェークに自ら病み つきになったのです。




©エドワード・レビンソン

『ベジタリアンのいきいきクッキング』が3刷りの増刷になりました。
NHK出版 
1680円

これまでの私のベジタリアン料理の集大成の本です。大判で、写真が大きく扱われ、80品の豆腐、豆乳、豆、野菜を使った私の大費用的な料理が満載です。まだお手元にない方は、ぜひどうぞお求め下さい。

本のページへ。

©エドワード・レビンソン



このページは新しいURL 「ソローヒル・ガーデン」にも掲 載されます。